予防接種
予防接種 価格表
項目 | 料金(税込) | 備考 |
RSウイルスワクチン(アブリスボ):当院で妊婦健診中の方 | 32,000円 | |
RSウイルスワクチン(アブリスボ):他院様で妊婦健診中の方(18歳以上) | 36,000円 | かかりつけの担当医の承諾書が必要です。 |
子宮頸がんワクチン(シルガード9)(自費) | 24,750円 | 9価ワクチン |
子宮頸がんワクチン(シルガード9)(公費補助) | 無料 | 9価ワクチン |
子宮頸がんワクチン(ガーダシル)(自費) | 16,500円 | 4価ワクチン |
子宮頸がんワクチン(ガーダシル)(公費補助) | 無料 | 4価ワクチン |
風疹ワクチン(立川市公費補助) | 3,500円 | |
風疹ワクチン(自費) | 7,700円 | |
インフルエンザワクチン(満65歳以上の女性) | 2,500円 | 立川市、他10市助成 |
インフルエンザワクチン(当院通院中妊婦・立川市民) | 1,100円 | 立川市助成 |
インフルエンザワクチン (当院通院中妊婦・立川市民以外/当院通院中妊婦の夫・パートナー) | 2,600円 | |
インフルエンザワクチン(当院で出産された方/当院に通院中の患者様・女性のみ) | 2,600円 | |
インフルエンザワクチン(一般の方) | 3,300円 |
RSウイルス
RSウイルスとは
RSウイルス感染症とは軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。特に生後6ヶ月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。⽇本では、年間 12−14 万⼈の 2 歳未満の乳幼児が RS ウイルス感染症と診断され、その約4分の1が⼊院を要しています。
RSウイルスワクチン(アブリスボ)について
妊娠中の方がアブリスボを接種すると、母体のRSウイルスに対する抗体の量が増えます。RSウイルスに対する抗体は胎盤を通じて赤ちゃんに移行され、生後数カ月間RSウイルス感染症から赤ちゃんを保護することが期待されています。
接種期間について
接種期間は妊娠24週~36週日ですが、接種後胎児への免疫定着まで2週間程度かかり、効果持続が6か月程度といわれています。
そのため、28週~34週6日までの接種をよりお勧め致します。
RSワクチンの副反応
接種部位の腫れ・紅斑・痛み、倦怠感、軽度の発熱や低血圧、吐き気、失神(迷走神経反応)などがみられることがあります。
まれに、ショック、アナキラフィシー様反応(接種後30分以内にあらわれる呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)やけいれんなどの副作用があらわれることがあります。
※当院で接種後は、体調確認のために30分程度院内でお過ごし頂きます。
当院でのRSワクチン接種について
《当院で妊婦健診中の方》
原則予約制になります。RSウイルスワクチン接種のご予約をしてご来院お願い致します。
接種期間内であれば、妊婦健診と合わせてワクチン接種が可能です。
価格:32,000円(税込)
《他院様で妊婦健診中の方》
当院では、RSウイルスワクチン(アブリスボ)接種の対応をされていないクリニック様・産院様で妊婦健診中の方でご希望される方(18歳以上の方)に、妊婦健診かかりつけのご担当医師の方の承諾をもとに接種対応をしております。
価格:36,000円(税込)
希望される方は、下記より「RSウイルスワクチン(アブリスボ)接種説明および承諾書」をダウンロード・印刷をして、注意事項などの説明内容をご確認ください。ご本人様およびパートナー様・配偶者様の承諾サインとかかりつけのご担当医師の方の承諾サインをもらい、当院RSワクチン接種のご予約をしてご来院をお願い致します。
※承諾書のご持参がない場合は、承諾サインの不足がある場合には接種対応は致しません。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんワクチンには、シルガード9とガーダシルの2種類があり、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウィルス(HPV)の感染を防ぎます。
シルガード9は、子宮頸がんの原因の80~90%を占めるHPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の感染を防ぎます。
ガーダシルは、子宮頸がんの原因の50~70%を占めるHPV16型と18型の感染を防ぎます。
ヒトパピローマウイルス(HPV)とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされているウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
子宮頸がんワクチンの定期接種の対象年齢
令和4年度から積極的な接種勧奨を再開することとなり、小学校6年生から高校1年生相当の女子を対象に定期接種を行っています。
キャッチアップ期間とは
子宮頸がんワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種の機会を逃した方に対しては「キャッチアップ接種」を行っています。キャッチアップ期間は令和7年3月31日までです。3回接種完了まで初回接種から最低でも6か月かかりますので接種開始はお早めにご検討ください。
対象は、平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれまでの女子、および過去に子宮頸がんワクチンの接種を合計3回受けていない女子となっております。
接種スケジュール
※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
風疹ワクチン
風疹とは
風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。症状は無症状から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱、発疹や関節痛など、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
妊娠中の風疹ウイルス感染に関して
風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、胎児が先天性風しん症候群(難聴、心疾患、白内障などの障害)となるおそれがあります。
風疹ワクチンについて
風疹ワクチンにより95%以上の人が風疹ウイルスに対する免疫を獲得することができる。2回の接種を受けることで1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。
接種後年数の経過と共に免疫が低下してきた方、1回の接種では免疫がつかなかった方は追加接種で免疫を増強させられます。
風疹ワクチンの副反応
接種後の副反応として、接種後1週間前後に最も頻度が高いのは発熱です。その他には発疹、じんま疹、発熱に伴うけいれんの副反応が稀にみられます。
インフルエンザウィルスワクチン
インフルエンザの症状について
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。
インフルエンザワクチンについて
現在国内で用いられているインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありません。インフルエンザの発病を一定程度の予防や発病後の重症化の予防に一定の効果があります。
日本では例年12月~4月頃に流行しますので、12月中旬までにはワクチン接種を終えることが望ましいです。
インフルエンザワクチンの副反応
接種部位の赤み、はれ、痛み等があります。全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などが見られます。いずれも通常2~3日で消失します。